
G1情報

推薦レース
重賞戦線であと一歩が続く①シヴァースだが、その内容を丁寧に振り返れば、このクラスで通用する能力は既に証明済み。今回は条件がかみ合ってきた印象で、いよいよ勝負どころと見ていい。
持ち味は何と言っても高い持続力。2走前の関屋記念では、前後半45.5-45.5という平均ラップを2番手で追走し、直線では一度脚色が鈍ったかに見えたが、そこからもうひと脚を使って0.2秒差の5着に踏ん張った。勝ち馬はレコードV、着順以上に高いパフォーマンスを発揮していたと見るべき内容だった。
前走の京成杯オータムHは、道中まったく捌けず、直線でもほぼ何もできないままゴール。度外視で構わない一戦で、逆に負荷がかからなかったぶん、ここへの上積みが見込めるのはプラスだ。
そして今回は最内枠を引いた。包まれるリスクは当然あるが、スタート後に鞍上が前向きな判断をすれば、ポジションを確保しやすい配置でもある。「行きっぷりが良すぎて不発も多い馬だが、馬群が凝縮する内枠で集中できる方が力を出しやすいタイプ」という性格を踏まえれば、むしろ歓迎の枠ともいえ、「このジョッキーがうまく乗ってくれるはず」と鞍上の手腕に大きな期待を寄せる。
仕上がりにも不安はない。今月に入ってウッドで週2本の時計を出し、最終追い切りはポリトラックで6Fをしっかり消化。攻め量、内容ともに十分で、落ち着いて臨めれば力は出せる状態。
東京芝は先週の3勝クラス戦では1分31秒9という異次元の時計が記録されており、今回も“速さへの対応力”が鍵を握る。その点でも、関屋記念や京成杯AHで1分31秒台の決着を経験しているこの馬には十分にチャンスがある。

特推薦レース
新馬戦では芝を選択したものの、本質的には初戦から“ダート向き”と見られていた馬。⑦レピュニットのダート替わりは、陣営の確かな感触に裏打ちされた勝負の一手だ。
デビュー戦は芝1400m。頭数も少なく立ち回りが利く舞台設定から、ひとまず芝で様子を見た形だったが、好位からセンスの良さを見せる競馬で2着に好走。ただ、直線での決め手勝負ではやや見劣りし、明らかに“勝ち切るには別の武器”が必要な印象だった。
そのうえで2戦目で即ダート替わり。普通なら芝で続戦して勝ち上がりを目指す流れも十分に考えられる中、あえて条件を変えてきたという事実は、それだけ「砂向き」の手応えが陣営にあったということに他ならない。
宮田厩舎も「この中間は新馬前と同じくらいの時計でも楽に動けている。上積みがあるし、芝よりもダートのほうが勝ち上がりは早いでしょう」と手応えは十分。ここは勝ちにきた一戦と見ていい。

推薦レース
現級で足踏みが続いているが、実力的には一枚も二枚も上。⑮マサノユニコーンは、いつ勝ち上がってもおかしくない存在だ。
特筆すべきは3走前のバイオレットSでの2着。当時、クビ差で先着された勝ち馬は、あのヤマニンチェルキ。以降、重賞3連勝を果たし、今や3歳ダート路線のトップクラスに上り詰めた。そのレースからその後、何頭も勝ち上がりが続いており、全体のレベルの高さは折り紙付き。
2走前は18kg増の休み明けで明らかに仕上げ途上。それでもクラスを考えれば大崩れとは言えず、叩かれた前走で順当に2着まで前進。とはいえ、陣営にとっても「この馬なら勝ち切ってほしかった」というのが正直な感触だろう。
今回は東京ダ1400m戦を予定していたものの、出走間隔(節)の都合により急きょ京都ダ1200m戦に転戦。ただし、「関西圏への輸送実績もあるし、距離1200mでも勝ち鞍があるから問題ない」と陣営は前向き。むしろ武豊の手が空いていたことを好機と捉えており、前走以上の勝負気配が漂う。展開ひとつであっさりまであっていい。

推薦レース
あと一歩が続いているが、内容を見れば勝ち上がりは時間の問題。3戦連続の好走を続けている⑫ウンダーバールが、いよいよ順番を迎える。
前走は直線入り口で早めに先頭に立つ形。結果的に目標にされる格好となったが、それでも勝ち馬以外の後続は5馬身突き放しており、能力の高さを証明するには十分な内容だった。陣営も「行き脚がつくし、人気を背負っていたから仕方ないが、目標になったぶん」と納得の敗戦。逆に言えば、展開ひとつであっさり抜け出せていたレースでもある。
これまでの2着もいずれも僅差。勝ち馬の“いい目標”にされてしまったことで取りこぼしたが、それでもパフォーマンス自体は安定しており、崩れる気配はまったくない。今回こそ“決めなければならない一戦”だ。
加えて、今週の東京ダート1600mの未勝利は土日で2鞍。権利持ちの有力馬の多くは、ジャパンC当日(=日曜)のほうが強いメンバーが揃うと見て、土曜の番組に回る馬が目立った。その結果、日曜のこのレースは想定よりも手薄な組み合わせに。初めからこのレースを狙って調整されてきたウンダーバールにとって、展開・相手構成ともに大きな追い風となった。
中山では1800mだとやや長く、1200mでは少し忙しい印象だっただけに、東京ダート1600mで勝っておきたい馬。好位から流れに乗る競馬ができれば、ここは能力で押し切れる。

推薦レース
明日の京阪杯と同じく最終レースに行われる芝1200m戦。このレースの走破タイムやコース取りなどは大いに参考になるだろう。イン前が残るか、外差しが届くのか──。明日の京阪杯への参考材料も多くあるはずで、馬券戦略としても見逃せない一鞍だ。
そんな中で本命に推したいのが、最内枠を引いた①ジュンヴァンケット。
京都芝は馬場造園課の見解でも「最終週でも内目の馬場も悪くない。時計も速くなりやすい硬い馬場」とのことで、今週も先週に続きイン前有利の傾向が続く見込み。その観点からも、内枠からテンに速いこの馬の条件は揃っている。
前走はスムーズに先行し、いったん抜け出す競馬で見せ場十分の2着。ただ最後は少し甘くなって差されてしまったが、「あれくらいの差ならジョッキーの腕で何とかできる範囲。勝ち切ってもおかしくなかった」と陣営も力が入る。中間はNFしがらきでリフレッシュされており、今回は状態面の不安もない。
そして今回は、主戦の松山からC.デムーロへとスイッチ。この乗り替わりは、まさに“勝ちに行く意志”の表れと見ていい。前走の惜敗を、騎手の一押しで覆す構図が十分に浮かぶ。

重賞情報
舞台が京都芝1200m。内枠が圧倒的に有利なレース形態に加え、今の馬場傾向も“イン寄り+先行勢”が好パターン。土曜最終のジュンヴァンケットの押し切りが象徴するように、「最内から先手を取る馬」には相当なアドバンテージがある。
その枠を引き当てたのが、G1馬①ルガルだ。
近走はやや成績に陰りがあるものの、それは高すぎる相手関係が理由。ここまで6戦連続でGⅠに出走というローテーションを歩んできており、むしろG3の舞台に戻ってくる今回こそが「負けられない一戦」となる。
事実、前走のスプリンターズSは大外枠からの出遅れに加え、前残り決着と条件が全く向かず、度外視できる内容。香港・高松宮記念での敗戦も、コースや遠征によるもので悲観材料にはならない。川田との手が合っていなかったか。
そして何より評価すべきは、今週の追い切りで見せた“さすがの脚力”である。坂路でのラスト1Fは11秒6。軽く促しただけでこの数字をマークしており、鞍上の手も動かず、馬のほうが自らギアを入れてくるような迫力を見せていた。「稽古駆けタイプ」で片づけられるレベルではなく、近走の凡走からスランプを疑っていたファンにこそ見てほしい内容だった。
調整内容も非常に繊細で、1週前は軽め→当週にかけて終い重点で“ため”を作り、理想的なピッチに持ち込んできた。師も「寒い季節の方が活気が出る」と語っているように、体調面の不安は皆無だ。
斤量59キロは確かに楽ではない。だがこの条件はルガルにとってベスト舞台。唯一のGⅠ馬がGⅢに出走してくる以上、力関係的には“断然”の存在である。データ面からも59キロを背負った実績馬は短距離重賞で結果を出しやすく、それだけで評価は下げれない。
あとはスタートだけ──それさえ決まれば、最内からスッと先行し、押し切る姿が鮮明に浮かぶ。西村淳としても、久々に戻ってきた相棒だけに、ここは力が入る。
本来なら、日本馬の中から主軸を据えるべき──それがジャパンカップという舞台の常識だ。だが、今年はその構図が崩れてしまった。
当初は回避濃厚と見られていた②クロワデュノールの急遽の出走もそうだが、有力馬がこぞって外枠に入ってしまったことが全体の構図が一変。実績上位の馬たちが前評判通りの力を出し切れる保証がなくなってしまった。
「この馬がいるから大丈夫」
そう言える存在が、日本馬の中に見当たらないのだ。
しかし冷静に構図を再整理した結果、たどり着いたのは…
「今年は、外国馬が勝ってもおかしくない」
という、ある種の苦渋であり、しかし確信でもある結論だった。
とにかく世界ランキング1位の怪物⑧カランダガンの勝負気配は“異常”なレベルに達している。この馬を推奨する決定的な根拠、陣営の並々ならぬ「本気度」を挙げたい。
①陣営が隠さない「絶対的自信」
通常の外国馬陣営は「日本の馬場がどうか…」と言葉を濁すものだが、今回は違う。グラファール調教師から飛び出したのは「全てがパーフェクト」「これ以上の満足はできない」という最大級の賛辞だ。
さらに、凱旋門賞馬ダリズを管理する同厩舎スタッフでさえ「能力はカランダガンの方が上」と断言。これほどまでに陣営が勝利を確信しているケースは、過去20年見当たらない。しかも、昨年のゴリアットでの遠征ノウハウを蓄積していることも、確実にプラス材料だろう。
②「香港」を捨てた究極のメイチ仕上げ
凱旋門賞もパスし、次走に登録のあった香港カップを早々に見送り。「間隔が詰まるから」とし、ジャパンカップ一本にすべてを懸ける決断を下した。春のドバイではダノンデサイルに敗れたが、「あの時は休み明け。今は100%。リベンジの準備はできている」と豪語。世界No.1の座を証明するため、完全に勝ちに来ているのが分かる。
③日本適性は「ディープインパクト級」
「欧州馬=重たい馬場」という常識はこの馬には通用しない。東京芝コースでの最終追い切りで見せた、ゴムまりのように弾むフットワーク。現場の関係者をして「まるでディープインパクトのようだ」と言わしめたほどだ。フランス競馬に精通するルメールも「速い馬場が好きで、一番のライバルになる」と警戒度MAX。高速決着上等、瞬発力勝負でも日本馬を凌駕するスペックがある。
④運も味方につけた「選ばれし馬」
陣営が熱望していた「10番より内」の絶好枠【8番】をゲット。国内の有力どころがすべて外枠に入ったことからも、流れは完全にカランダガンに向いている。G1を3連勝した時のように、好位からスムーズに抜け出すビジョンしか浮かばない。
⑤ドバイシーマC好走=JC対応の“証明”
ドバイシーマクラシックとジャパンCには、見過ごせない“強い相関関係”がある。舞台設定はどちらも左回りの芝2400m。さらに、一流馬がシーズン前半の最大目標として臨む、位置付けの似た国際G1でもある。
実際に過去を振り返ればイクイノックス、シャフリヤール、ジェンティルドンナ、リバティアイランド、スワーヴリチャードなどいずれもSCでの実績を持つ、JC好走馬たちだ。「SC好走=JC好走」これは、もはや黄金パターンと言ってよく、その法則に従えば、春のドバイシーマで2着に好走したカランダガンは、すでに日本の馬場と展開に“適応済み”と見てよい。
⑥勝てば「約10億円」──陣営のモチベーションも桁違い
もう一つ、カランダガン陣営がここに全力投球する明確な理由がある。それは「勝てば、ほぼ10億円に届く賞金が得られる」という事実だ。
今年のジャパンCには、指定外国競走の勝ち馬に対し300万ドル(約4億6000万円)のボーナスが用意されている。カランダガンは春のサンクルー大賞(G1)を制してその権利をすでに獲得済み。これに本賞金(4億円)や副賞を加えれば、勝利によって陣営にもたらされる金額は実に約10億円に迫る。
競馬は“ロマン”であると同時に、“経済活動”でもある。馬主や調教師にとって、これほどのモチベーション材料はない。
世界ランク1位という“肩書き”だけでなく、その中身=仕上げ・適性・ローテ・枠順すべてにおいて完璧に勝負仕様に整えられている1頭。
「単なる記念出走ではない」
「日本馬を“潰し”に来た」
その気配は誇張でも妄想でもない。
20年ぶりの外国馬制覇――今年こそ、その可能性は現実のものとなる可能性が高いと決断する。
会員様から届いた歓喜の的中報告