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◎ステアハートの話

昇級初戦となった前走こそ7着に終わったが、⑭ステアハートの走りには随所に見どころがあった。まず、約3カ月ぶりの実戦だった点、そしてテンの3Fが33.9秒という明らかなハイペースを追いかける展開を強いられた点――この条件下で崩れず踏ん張った走りは、むしろ地力の高さを示す材料だ。

もともとダート替わりで②①着と適性の高さを証明しており、2走前の未勝利突破は馬場が速かったにせよ、1分22秒台はなかなか出せるものではない。(その際に下した相手はここでも人気の⑫ルクスデイジー

今回は、休み明け2戦目で状態面の上積みが見込めるうえ、舞台も勝ち上がった京都ダート1400mに戻る好条件。しかも外めの枠なら揉まれるリスクも少なく、ミドルペースが想定される流れなら、前進どころか勝ち負けまで視野に入ってくる。

そして最大のポイントは“鞍上の人選”だ。南部杯開催の影響で武豊、川田、藤岡佑といった主力騎手が不在となる中、松山や坂井瑠といった主戦級が京都では最上位格となる。その中で、陣営がこれまでコンビを組んだ実績のある松山をあえて選ばず、新人の田山を起用してきた背景には注目すべきだろう。

松山が空いているにもかかわらず、である。この選択には明らかに“意図”があると見るべきで、「この馬の武器であるスピードを最大限に活かしたい」と陣営が明確な勝負プランを持っている証拠。実際、中間の調教でも3週続けて田山を跨がせてコンタクトを取ってきた。

右回り替わり、距離・舞台実績、状態の良化――そして、“意図ある鞍上起用”。すべての歯車が噛み合うここは、一変のシナリオを実現できる。




○スニーカースキルの話

スワンS騎乗のために西下している戸崎をあえて確保してきた点が見逃せない。乗り慣れた吉村らも選択肢にあったが、それを差し置いてのこの人選は、勝負気配の表れと見るのが自然だ。

さらに状態面でも明るい話題がある。「中間は自分がずっと乗ってるけど、メチャクチャ具合ええよ」とは担当助手の談話。普段あまり多くを語らない口ぶりからも、仕上がりに対する手応えが伝わってくる。

現1勝クラスの中でも、ポテンシャルの高さでは上位と評価されるべき一頭で、外目の枠からスムーズに能力を発揮すればまず上位圏内。マルチ相手に指名したい。



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◎スリーピースの話

1200mでは忙しく、1400mではスタミナが持たない――⑭スリーピースにとって、東京ダ1300mは文字どおりベストの舞台と言える。関係者のみならず、陣営をよく知る者ほど「ここを使ってほしかった」と感じていた条件で、満を持しての出走となった。

2走前に去勢手術を受けて以降は【3着→3着】と安定した成績。いずれも体重減を伴っての出走だったが、それでも崩れなかったのは素の能力の高さの証明でもある。今回は間隔をしっかり取った分、状態はさらに上向き。「去勢の効果もようやく出てきているし、馬体も安定している」と厩舎サイドも自信を見せる。

東京コースでは過去に1度走って7着だったが、その時はゲートでトモを落とす不利があった。しかも、この時の相手は上位馬がもうすべて2勝クラス以上に上がっており、単純にかなりメンバーが揃っていただけ。全く悲観する必要もない。

「ゲートで挟まれたり不利を受けやすい馬だけど、外枠ならリスクを減らせる。本当にここは条件が揃ったと思うよ」と陣営は語っており、すべてが噛み合った今回は、ついに突き抜ける順番だ。




○ラストシャリナの話

休み明けだった前走は、3番枠からの出遅れがすべて。それでも中身を見れば、最後まで脚を使って掲示板に迫る内容で、及第点を与えられる一戦だった。

2走前は関西遠征で、テン乗り騎手とのコンビで流れに乗れず大敗。ただ、これは競馬の形がチグハグだっただけで、決して力負けではない。むしろ、それ以前の内容からはこのクラスでも十分に通用するだけの脚力を持っていることがうかがえる。

そもそもダート初挑戦となった未勝利戦では、のちのオープン好走馬マサノユニコーンと僅差の2着。以降も、条件が噛み合えば必ず脚を使っており、自分のリズムで走れれば1勝クラスの壁は厚くない。

今回注目したいのは、中1週ながらもウッドで5Fからしっかり負荷をかけ、終いは11秒台を記録した追い切り内容。休み明けを叩いて気配は明らかに上昇。「余計なガスが抜けて、今度はいい気合が乗ってきた。外目の枠も競馬がしやすい」と厩舎サイドも感触を掴んでいる。

東の帝王
元JRA騎手J

午前一番・特推薦レース

2025/10/13 東京2R
◎エッジアキュート(5人気)
△ヴェネチアンキング
△ゴディアンフィンチ
3連単
65260的中
3連複
9590的中
馬連
3540的中

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東京1Rではダート実績馬に「信頼」を置いたが、このレースは“未知”のなかに「一発」を感じている。それが④エッジアキュートだ。

イスラボニータ産駒は、芝の瞬発型かダートのパワー型に二極化する傾向がある。その分岐のひとつが馬格で、500キロを超えるような大型馬はおおむねダート向き。この馬も馬体重からして、完全にパワー型に出ている印象だ。

「大雑把なところはあるけど、モノがいい。動きもダイナミックで、キックバックも気にしないからダートは合いそう」――これは大和田厩舎のスタッフの談。実際、芝の走りを見て「次ダートに回ってきたら狙いたい」と思っていた矢先に、陣営からも同様の手応えが聞こえてきた。

経験上、自分の見立てと厩舎の評価が一致した時は、好結果に繋がることが多い。そして今週の坂路では3頭併せで抜け出して先着。全体時計こそ目立たないが、馬場の状態を考えれば、体の使い方や迫力にしっかりパワーを感じる内容だった。

「まだ世間にバレていないうちに馬券にしておきたい」――そう思える一頭。これは、個人的にも非常に楽しみにしている。

馬主情報の達人

厳選勝負鞍

2025/10/12 東京9R
◎アイサンサン
○マテンロウバローズ
△エンペラーズソード
3連単
41360的中
3連複
8900的中
馬連1点目
3120的中

こんな推奨ネタで獲った!

ローズSで1000m通過56.8秒の超ハイペースを演出した⑦アイサンサンの巻き返しに注意。スタート良く逃げる形になり、外からプレッシャーを受け続けて隊列が落ち着く間もなく、完全なオーバーペース。

それでもこの馬は番手や中団で競馬した有力馬たちも直線では早々に失速する厳しい流れの中、直線半ばまでは先頭を維持し、最後までバテ切らずに0.9差12着。内容は数字以上に強かったと言えます。(自身の1600m通過は1分32秒あたり)

2走前の1勝クラスは50kgの軽量を活かしたとはいえ、道中息の入らない流れを番手から運び、上がり33.7秒の脚で押し切り勝ち。4着ケリフレッドアスクは次走でG2紫苑Sを制しており、この勝利の価値は高いでしょう。

今回は自己条件に戻り、ハンデ戦で斤量は52kg。前走よりも4kg軽く、見込まれた人気馬たちよりも手軽な条件で出走できるのは大きな魅力です。

「プール調整を交えていい頃の雰囲気に戻っている」
「前走のダメージは完全に回復した」
「なによりもこのハンデ52kgは魅力」

と陣営も巻き返しに自信ありげ。前走で消耗しきっていたら使ってこなかったはずで、むしろ、あの厳しい経験が次に活きると見たい場面です。

重賞マスター
ヒビキ

重賞情報

2025/10/13 京都11R
スワンステークス(GⅡ)
◎ランスオブカオス
★オフトレイル
△ワイドラトゥール
3連複
30920的中

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今年のスワンSには、6頭の3歳馬が名を連ねる。例年このレースは、3歳馬の台頭が目立つ舞台。過去10年でもコパノリチャード、ミッキーアイル、サングレーザー、ダノンマッキンリーといった実力馬が勝利しており、昨年も3歳オフトレイルが2着。秋の短距離重賞の中でも、世代力が問われる一戦だ。

その中で主役候補に推したいのが、①ランスオブカオスだ。

新馬戦を京都1400mで完勝し、中1週という強行軍で臨んだ朝日杯FSでも3着。アドマイヤズームには及ばなかったが、条件を考えれば着差以上に価値ある内容だった。以降も、1F延びたきさらぎ賞ではダービー3着ショウヘイを下し、春のチャーチルダウンズCでは古馬を相手に完勝。阪神マイルで【前半34.4-後半34.2】というGⅠ級のハイラップを押し切ったレースぶりは、歴代GⅠ馬と並べても遜色がない。

そして前走のNHKマイルCでは、完全な差し・追い込み決着の中、テン33.4秒の流れを前受けして0.3秒差5着に粘り込んだ。着順以上に中身の濃いレースで、「負けて強し」と言える一戦だった。ここまでの5戦は本当に中身が充実している。

その後は夏を越してリフレッシュ。陣営も「しっかり休ませて青写真通りに来ている。週を追うごとにバランスが良くなっている」と好感触を語り、直前の坂路調整でも現地筋から「馬体の張りと動きの良さは目を引く」と状態の良さが伝わっている。

今回は1400mへの距離短縮となるが、前進気勢の強さを考えればマイナス材料にはならない。むしろ持ち味を最大限に活かせる舞台設定といえ、しかも内枠を引いたのも好材料。テンに速さがあるこの馬にとって、ロスなく先行できる今回の枠順は歓迎材料だ。

マイルCS出走には賞金加算が必須。勝負度合いも仕上がりも整ったここは、まさに結果を求めるタイミング。充実一途の3歳世代の中でも、最も“本物感”を漂わせる一頭であることは間違いない。

社台の案内人
合田

厳選勝負鞍

2025/10/13 東京6R
◎ノーザンタイタン
△ピエドゥラパン
△ブライトエアリー
3連単
18860的中
3連複
3760的中
馬連
1980的中

こんな推奨ネタで獲った!

④ノーザンタイタンのオーナーの村元氏はこの馬を初めて購入。いわゆる新規参入オーナーで、セレクトセールで5280万円を競り落とした。馬主歴も浅いので当然、仕上げからデビューの準備はノーザン任せ。仕上げを担当した天栄も「これは走る馬」とホメちぎっており、いきなりデビュー勝ちが狙えそうだ。

調教内容もまさにその言葉を裏づけるもの。ここ2週続けてウッドで好タイムをマークし、古馬1勝クラスを余裕でアオってみせた。軽快かつ力強いフットワークからは、実戦での俊敏な反応を想像させる。

血統背景にも注目。兄ブエナオンダは前日、京都で3勝目を挙げてオープン入り。一族の勢いは今まさに上昇カーブを描いており、仕上がりの良さと相まって、初戦から勝負になる態勢が整った印象だ。

「入厩後の本数は少ないけれど、牧場でしっかり仕上げて送り出している。ゲートも出るし、気性も前向き」と陣営。新聞紙面はさほどの印は集まっていないが、まず人気以上に走ってくるだろう。

馬主情報の達人

午前一番・特推薦レース

2025/10/11 東京1R
◎ルージュブリッツ
▲モルニケ
★ニシノマーレ
3連単
18610的中
3連複
2630的中
馬連2点目
1620的中

こんな推奨ネタで獲った!

デビュー戦は4番人気5着だった④ルージュブリッツの変わり身に期待します。

初戦はスタート前に放馬するアクシデントがあり、レースでも気持ちが高ぶったまま終始リラックスできず。それでも掲示板は確保しており、ラストの脚には素質の片鱗が垣間見えました。関係者は「能力は間違いなくある」と語っており、まともに走れるようなら未勝利では明らかに力上位の存在です。

中間はその初戦の内容を踏まえ、横山和の進言により馬具を見直し。ハミをDバミに替え、リラックス効果を狙ってメンコも装着。追い切りでは実際にジョッキー自ら跨って制御性や反応を確かめるなど、万全の準備を整えてきました。陣営も「前進気勢は維持しつつ、以前よりも従順になっている」と語っており、実戦を一度使ったことでメンタル面の落ち着きが見込めるのも大きいでしょう。

小柄な馬体ながら跳びが大きく、広い東京の芝マイルはベスト舞台。多頭数で揉まれるリスクが少ない今回の少頭数牝馬限定戦という条件も、気性に課題を抱えるこの馬にとっては好材料です。クラブ関係者からも「今回は変わってきそう」との声が上がっており、ここは本来の能力を証明する舞台となるはずです。

西の番人
森村

厳選勝負鞍

2025/10/13 京都4R
◎プリンセッサ
▲ヴァンアグレアブル
△アリストクラシア
3連単
14010的中
3連複
3880的中
馬連2点目
1150的中

こんな推奨ネタで獲った!

牝馬限定のダート1800m――ここで見直すべきは、⑧プリンセッサに他ならない。新馬戦で2着に敗れた相手は、後に圧巻の強さで話題をさらったナルカミ。その内容を思い出せば、ここで浮上する可能性は十分にある。

「2秒離された2着に価値があるのか?」という声もあるかもしれない。しかし、当時の上位馬はほぼ全て勝ち上がり、3着馬・9着馬は既に2勝クラスまで駆け上がっている。ナルカミが飛び抜けていただけで、プリンセッサの走り自体も相当に高いレベルにあった。

その後の成績は【16、8、8、10着】と見栄えせず、馬柱もすっかり地味になったが、これは条件や相手に恵まれなかっただけ。芝での敗戦(チューリップ賞・忘れな草賞)は度外視可能で、16着だった4走前は強力牡馬が集まった高レベル戦。そして前走は休み明けに加え、初の1400mで流れに戸惑ってのもの。

「叩いて体調は確実に上向き。もっとやれていい馬だし、何よりナルカミに食い下がった時と同じ条件。ここで変わってくれなきゃ困るんだ」とは、厩舎スタッフの声。今回は牝馬限定戦+距離延長+叩き2戦目と好条件が揃った。

地味な戦績に埋もれてしまいそうだが、適条件に戻ったここが“復活のポイント”になる可能性は大いにある。

馬主情報の達人

厳選勝負鞍

2025/10/12 東京10R
◎ペプチドタイガー
▲ワイワイレジェンド
△アンシール
3連単
12560的中
3連複
3260的中
馬連2点目
890的中

こんな推奨ネタで獲った!

ここは⑦ペプチドタイガーを本命で狙います。

現級で2着3回の実績が示す通り、このクラスでも上位の力を持つ一頭。勝ち切れないレースが続いているものの、裏を返せば常に安定して上位争いに加わっている証左です。特に注目すべきは、前走と3走前の内容。結果だけ見れば4着5着と一見平凡ですが、陣営の思惑を踏まえるとむしろ評価を上げるべき内容です。

3走前はレース直前にテンションが高く、気配面で明らかに良化途上の仕上がり。それでもコンマ5差4着と地力は見せました。さらに前走は、勝負度合いが低い状況下での出走でありながら、コンマ1秒差の4着。3勝クラスのなかでもトップクラスの存在であるストレングスに、正攻法の競馬で僅差に食い下がった内容は高く評価できます。

そして、前走はこれまでの先行一辺倒ではなく、4角10番手から脚を伸ばしてきた点にも注目。これは意図せず控える形になったというより、馬自身の成長と柔軟性を示す競馬で、脚質の幅が広がったと見ていいでしょう。実際、これまでの同馬は先行しなければ脆さを見せるタイプでしたが、前走のような展開に対応できるようになったことで、今後の戦略にも幅が生まれます。

今回は、その前走から中9週での臨戦。しっかりと間隔を取って、ここを目標に態勢を整えてきた印象が強いです。実際、関係者筋からも「前回とは仕上げが違う」との声があり、精神面・体調面ともに過去と比較しても非常に良い状態であるとのこと。1週前の稽古でも活気ある動きを見せており、調教内容からも勝負気配が感じられます。

そして今回は、2走前にドンレパルスを完封したときと同じく横山武史騎手との再コンビ。前走の岩田康誠騎手が仕掛けどころで後手を踏んだのに対し、武史騎手は2走前で大外枠から先行させ、抜群の流れに持ち込んだ実績があります。手綱が馬の特性を理解しているジョッキーに戻るわけで、これは非常に大きなポイントです。

鞍上も戻り、状態も整い、展開に幅も出てきた今、ここで勝ち切る可能性は十分。特に今回は、先行勢にやや不安のある馬が多く、展開も味方しやすいメンバー構成。相対的に、メンバーレベルも前走より明らかに落ちる印象です。

繰り返しますが、ペプチドタイガーは“ただの善戦マン”ではありません。これまでの惜敗はすべて事情があり、それでも上位に食い込んできたのは能力の裏付けに他なりません。むしろ今だからこそ買うべき一頭。陣営の勝負度合いの高さ、前走からの変わり身、そして本来の地力――三拍子揃った今回は、狙う価値が大いにあります。

東の帝王
元JRA騎手J

当日一番・鉄板万券

2025/10/11 東京8R
◎パイシャオピン
○タマモカンパネラ
△カーラデマドレ
3連単
12310的中
3連複
3710的中
馬連1点目
1220的中

こんな推奨ネタで獲った!

東京なら⑮パイシャオピンだ。前走は1番人気に推されたものの、舞台は小回りの中山。これまでのレースぶりからも“東京向き”が明らかだっただけに、当時の舞台設定には首をかしげたくなる部分もあった。

しかも鞍上は減量の小林美駒。テンに行ける脚がないこの馬にとって、中山1800mで揉まれる競馬はどうしても厳しい。実際、スタートは五分だったが進んで行けず、4角14番手からの追い込みでなんとか5着まで詰めたという内容だった。

だが、これはここへ向けての叩き台。最初から本線はここだった。東京では抜群のパフォーマンスを見せており、3走前の昇級戦では、後に重賞で①②着と好走したメモリアカフェに0.1秒差まで詰め寄った。

得意のワンターンコースに戻るだけでなく、鞍上には主戦の横山武を再び迎えてきた点も大きい。ひと叩きされたことで中身はしっかりと良化し、陣営からも「東京で改めて」との前向きなトーンが聞こえてくる。ここはわかりやすい“勝負駆け”。ここは中心視していい一戦だ。

西の番人
森村

厳選勝負鞍

2025/10/11 京都10R
◎ミストレス(5人気)
○ホーリーブラッサム
▲リリーフィールド
3連単
10710的中
8280的中
3連複
830的中
馬連
1650的中
550的中

こんな推奨ネタで獲った!

休み明け3戦目で上昇気配が漂う②ミストレスが高配当の使者になり得る。

新馬勝ち直後に挑んだアルテミスSでは、展開に恵まれたとはいえショウナンザナドゥやカムニャックといった後の重賞級馬たちを相手に2着。さらに、海外遠征となったサウジダービーでも4着に食い込むなど、素材としてのポテンシャルは非凡なものがある。

その後、帰国初戦となった2走前は最下位に敗れたが、矢作厩舎らしく「使いつつ状態を上げていく」過程での一戦。陣営サイドからも「春の使い方によるダメージがあった」と語られており、結果には目をつむるべきだろう。

前走はスタートでやや後手を踏んだことに加え、大外を回す距離ロスの大きな競馬。それでも直線ではしぶとく脚を使い、7着まで押し上げてきた点は評価できる。助手からも「フラつきながらも最後までやめずに走っていた。収穫のある内容」との声があり、これが“復調の兆し”を示す一戦だったことは間違いない。

そして今回は叩き3戦目。目に見えない上積みが内面にたまってきたタイミングでもあり、「同じような後方からの競馬で、流れが向けばチャンスはある」と陣営も前向き。加えて、*距離が1400mへ短縮される点も好材料。切れ味を求められるマイル戦より、一定の流れの中でジリジリと脚を使えるこの距離の方が合っている。上位人気馬を負かせる可能性も十分。