
厳選勝負鞍

当日一番情報
一見すると「未勝利馬」として見落とされがちだが、実際にはすでに格上挑戦で結果を出し続けている⑩テイクザクラウンが主軸。
未勝利馬という立場ゆえ、出走条件に制限がかかる弱みはあるものの、「芝の長丁場ならフルゲートになることは少ない。未勝利馬という意識はなく、しっかり仕上げられる」と、陣営サイドはまったく臆する様子がない。調整過程に狂いはないと見ていい。
何よりこれまでに戦ってきた相手が強力。メイショウタバル、サフィラ、ウォーターリヒト──いずれも現役の重賞ウィナーたちであり、勝ち上がれなかったのは運に恵まれなかっただけ。長丁場での実績もあり、小回りコースにも対応できる自在性も武器だ。
今回は「勝ちに行く一戦」と陣営も明言しており、この条件でいよいよ初白星を掴むと見る。

厳選勝負鞍
国枝厩舎所属時代は3戦して未勝利を勝てなかった⑩シンバーシア。地方で連勝して中央に戻ってきた際には、萩原厩舎へと再転入する形となった。
当初は「見た目は上のクラスの馬に見えるけど、稽古を見る限り切れる脚がなさそう。ダート向きなのか、まだ手探り段階」という半信半疑の評価だったが、ふたを開けてみれば抜群の出脚でハナを奪い、そのまま押し切る鮮やかな勝利。
これには厩舎サイドも驚きを隠せず、「あんなにスピードがあるなんて…。あの競馬なら1400mに距離を詰めればもっと良さが出るはず。今後が楽しみになった」と、手応えを大きく深めた。
その後は放牧で一息入れ、リフレッシュ効果も十分。「前走よりも具合は良さそう。昇級でも楽しみです」と、今回はさらに上積みを感じさせる仕上がりだ。地方で鍛え直され、中央でも本格化の兆し。勢いに乗った今なら、昇級初戦でも一気の連勝まで期待できる。

当日一番情報
ダートに矛先を向けてから連勝中の⑮ビダーヤが、ここも“通過点”と見る。
2連勝の内容はいずれも秀逸だった。スタートからある程度出して行っても、ハミをガツンと噛むことなく、道中はリズム良く追走。その分、直線では追われるごとに加速できる。特に前走はハイペースの差し馬向きの流れの中、好位直後から早め抜け出し。後続の追撃を二枚腰で退ける圧巻の勝利だった。
「ハッキリとダート適性が高いね。これは重賞で活躍する馬だろう」管理する矢作厩舎のスタッフがそう言い切るのも頷ける。素質馬を数多く育て上げた厩舎がここまで高い評価を下すケースは珍しい。雰囲気としては、マルシュロレーヌがダート替わりで快進撃を続け始めた時のムードに近いか。
実際、前走の勝ち時計は同日3勝クラスよりコンマ4秒速く、前週のオープン特別と同タイム。数字の上でも、すでにこのクラスにとどまる馬ではないことが明白だ。
加えて、今回が短期免許最終日となるモレイラ騎手とのコンビ。この短期免許の期間中、GⅠ3勝・GⅢ1勝を含めて57戦19勝(勝率.333、連対率.526)という驚異的な成績を残しており、単なる乗り馬の良さ以上に、“勝たせる技術”の高さを見せつけた。ここも当然、勝ちにきていると見るべきだろう。

厳選勝負鞍
福島最終レースは、⑪プラムダンディを再び狙います。
前走も推奨し、見事3万馬券を届けてくれましたが、今回も基本的な狙い筋は同じ。何より大きいのは、福島を本拠とする佐藤壽男オーナーの唯一の持ち馬であること。福島開催ラストとなるここも、「何が何でも勝たせたい」という陣営の本気度は高いはずです。
「函館、札幌、福島のダート1700mでは崩れていませんからね。ローカルの小回りがこの馬には本当に合っている」と関係者も話すように、舞台適性は折り紙付き。中1週でもデキ落ちはなく、「今回も良い状態で出走できる」と、引き続き仕上がりには自信を見せていました。
前走は雨の影響でやや脚抜きの良い馬場だったが、今回は乾いたダート。ただし、この点も担当者からは「むしろパサパサの馬場の方が合う」という心強い証言があり、条件はむしろ好転と見ていいでしょう。
隼人ジョッキーも連続騎乗で馬の特徴をしっかり把握済み。「福島ラストでご当地オーナーに勝利を届けたい」という明確なモチベーションも後押しし、再度の好走、いや勝利まで狙える場面です。

午前一番・特推薦レース
開幕週の京都の芝は見た目にキレイなグリーンの絨毯。当然、時計も速めに推移している。ただ、逃げ馬が絶対に有利かと言えばそうでもなく、どこからでも能力を発揮できるコンディションのようだ。素直に能力比較をするアプローチが通用する。
ここは、個人的にも距離短縮を待っていた⑬シャインベックを狙い撃ち。
2走前の中京では、パドックからチャカつき気味で、実戦でも前半から折り合いに苦労しながらの5着。前走も先行集団の後ろの2列目で引っ張り通しとなり、なかなかジョッキーとの呼吸が合わない難しさを露呈した。
もともと前向きすぎる気性だけに、現状では距離短縮が明らかにプラス。さらに、スッと軽やかに脚を運ぶフォームからも、開幕週の軽い馬場はこの馬にとって理想的なコンディションと言える。
陣営からも「エピファネイア産駒で口が利かない(操縦性に難しい)が、それでも2200mで掲示板に来るのだから能力は確か。待望のマイルで、ここで勝たなきゃどこで勝つのよ」と強気のコメントが飛び出している。
適条件が揃った今回は、勝ち負け濃厚の一戦。
成績にムラはあるが、条件がハマれば一発がある――①タガノアレハンドラに注目したい。
確かに走る時と走らない時の差が大きく、馬券泣かせなタイプではあるが、実は好走パターンがはっきりしている。
「間隔をあけてフレッシュな時の方がいいんだよ。福島でもいい競馬ができているし、小回りコースは何気に器用に動ける。ジョッキーも特長を分かっているし、うまくハマればワンチャンあるよ。どうせ人気もないから狙ってみて」
担当厩務員のこの言葉に、狙う価値を見出したい。
実際、これまでの好走時を振り返れば、間隔を取ってリフレッシュしてきたタイミングが目立つ。福島の小回りもスムーズに立ち回れる器用さがあり、枠順も最内1番枠ならロスなく運べるイメージが湧く。
人気がない今回は、条件ハマりの一発狙いにうってつけ。少額でも押さえておきたい、大穴の魅力十分な一頭だ。