GI裏の厳選勝負
外枠を引いて、⑯キタノズエッジがここでも差し脚を炸裂させる。 530キロ超の大型馬で、以前は前に行く一辺倒だったが、近2戦で控える競馬を身につけたことで一気に競馬の幅が広がった。特に前走は直線で他馬をまとめて差し切る完勝劇。内容もインパクトも申し分なく、素質が開花しつつある今なら昇級でも即通用の舞台が整っている。 「大型馬らしく、ひと叩きごとの上昇度がとにかく大きい。昇級戦でもむしろペースが流れた方が良さが出る」と厩舎関係者。確かに、まだ脚を余しているような勝ち方だっただけに、ワンランク上の相手に揉まれた方が逆に末脚の破壊力が引き出される可能性が高い。 そして今回は、外目の⑯番枠。「内枠で揉まれる形だと不安が残るが、外からスムーズに流れに乗れればまず伸びてくる」と古川吉も前向きな構えを見せている。馬場もやや時計がかかる状態で、スピードよりもパワーが求められる今の京都ダートはこの馬に合致する。 さらに注目したいのは、この日古川吉が騎乗するのはわずか2鞍のみで、実質的にこのレース一本に集中している点。「こっちは“勝負の馬”なので」と周囲が口を揃えるように、陣営・騎手ともにここは勝負度合いが高い一戦だ。
外枠を引いて、⑯キタノズエッジがここでも差し脚を炸裂させる。
530キロ超の大型馬で、以前は前に行く一辺倒だったが、近2戦で控える競馬を身につけたことで一気に競馬の幅が広がった。特に前走は直線で他馬をまとめて差し切る完勝劇。内容もインパクトも申し分なく、素質が開花しつつある今なら昇級でも即通用の舞台が整っている。
「大型馬らしく、ひと叩きごとの上昇度がとにかく大きい。昇級戦でもむしろペースが流れた方が良さが出る」と厩舎関係者。確かに、まだ脚を余しているような勝ち方だっただけに、ワンランク上の相手に揉まれた方が逆に末脚の破壊力が引き出される可能性が高い。
そして今回は、外目の⑯番枠。「内枠で揉まれる形だと不安が残るが、外からスムーズに流れに乗れればまず伸びてくる」と古川吉も前向きな構えを見せている。馬場もやや時計がかかる状態で、スピードよりもパワーが求められる今の京都ダートはこの馬に合致する。
さらに注目したいのは、この日古川吉が騎乗するのはわずか2鞍のみで、実質的にこのレース一本に集中している点。「こっちは“勝負の馬”なので」と周囲が口を揃えるように、陣営・騎手ともにここは勝負度合いが高い一戦だ。